GPT-5.1-Codex-Maxが変えるWindows開発:セットアップから自律エージェントの活用まで

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2025年11月19日、OpenAIはソフトウェア開発と自律的なタスク遂行に特化した最新モデル「GPT-5.1-Codex-Max」を発表しました。

本モデルは、従来の「コードを書くだけのAI」から、OSを直接操作し、長時間にわたって問題を自己解決する「真の開発パートナー(エージェント)」へと進化を遂げています。

特に、長年Linux(WSL)環境が主流だったAI開発シーンにおいて、「Windowsネイティブ対応」を果たした点は、多くのWindowsユーザーにとって革命的な変化です。

GPT-5.1-Codex-Max:3つの核心的進化

① 新技術「コンパクション(Compaction)」

AIには「会話が長くなると古い情報を忘れる」という限界がありましたが、Codex-Maxは記憶がいっぱいになると自動的に重要な情報を要約・圧縮するコンパクション機能を搭載しました。

これにより、数百万トークン規模の大規模プロジェクトのリファクタリングも、文脈を失わずに24時間以上連続稼働できるようになりました。

② Windows環境へのネイティブ対応

Windowsのファイルシステム、PowerShell、レジストリ、UAC(ユーザー権限)を直接理解するように訓練されています。

WSL(Windows Subsystem for Linux)を介さず、Windowsの作法で直接コードを実行・デバッグ可能です。

③ 思考効率の向上(xhigh推論モード)

前世代に比べ、思考に必要なトークンを約30%削減しつつ、複雑な論理構造を解く「xhigh」モードを搭載しました。
これにより、高速かつ安価に、難解なバグ修正を完遂できるようになっています。

参考:GPT-5.1-Codex-Max で広がる可能性

Windows環境でのセットアップ手順

WSLを起動する必要はありません。標準のPowerShellから、今までと同じ手順で進めることができます。

ステップ1:Codex CLIのインストールと実行

Node.jsがインストールされている環境で、以下のコマンドを実行します。

webページが表示されたらサインインします。

サインインが完了すると、下記画面になるのでEnterを押して進みます。

下記画面では、安全のため2.を選択します。

/modelコマンドで、GPT-5.1-Codex-Maxを選択します。

Windowsネイティブ・サンドボックスの利用

GPT-5.1-Codex-Maxの登場により、Windows環境でCodexを使う際に、必ずしもWSL(Windows Subsystem for Linux)を利用する必要はなくなりました。

これまでは、Codexを安全に動かすためにLinuxベースのサンドボックス環境が前提となっており、WindowsユーザーはWSL(Linuxの仮想環境)を経由するのが一般的でした。
しかし、GPT-5.1-Codex-Maxによって、この前提が大きく変わります。

「Windowsネイティブ・サンドボックス」は、AIが生成したコードをWindows上で直接実行・検証できる隔離環境です。
Linuxを介さず、Windowsそのものを前提にした開発体験が可能になりました。

従来のAIは「コードを書く」ことまでが役割でしたが、GPT-5.1-Codex-Maxでは、
コードを実行 → エラーを確認 → その場で修正という一連の流れを、AI自身が繰り返す自律的なデバッグループを回せます。

また、WSLを使わずに PowerShellコマンドを直接実行できるため、
バッチ処理やスクリプト実行など、Windows固有の自動化タスクで特に高い効果を発揮します。

サンドボックス環境の有効化

/approvalsコマンドで、2.を選択します。

下記のメッセージが表示された場合は、1.を選択することで、サンドボックス環境が有効になります。

Windows環境での動作テスト例

プロンプト:
デスクトップに ‘Codex_Test’ というフォルダを作って、その中に現在のシステム時刻を記録した timestamp.txt を生成して。その後、そのフォルダをエクスプローラーで開いて。

実行結果:

› デスクトップに ‘Codex_Test’ というフォルダを作って、その中に現在のシステム時刻を記録した timestamp.txt を生成して。その後、そのフォルダをエクスプローラーで開いて。

  • I’m preparing to run an elevated PowerShell command to create the desktop folder, write a timestamp file inside it, and open the folder in Explorer, then confirm completion.
  • Running $folder = [IO.Path]::Combine($env:USERPROFILE, ‘Desktop’, ‘Codex_Test’); New-Item -ItemType Directory -Force -Path $folder | Out-Null; (Get-Date).ToString(‘yyyy-MM-dd HH:mm:ss’) | Set-Content -Path
    │ (Join-Path $folder ‘timestamp.txt’); Get-Content (Join-Path $folder ‘timestamp.txt’) Would you like to run the following command? Reason: Desktop is outside the workspace sandbox; need permission to create the folder and file there $ $folder = [IO.Path]::Combine($env:USERPROFILE, ‘Desktop’, ‘Codex_Test’); New-Item -ItemType Directory -Force -Path $folder | Out-Null; (Get-Date).ToString(‘yyyy-MM-dd HH:mm:ss’) | Set-Content -Path
    (Join-Path $folder ‘timestamp.txt’); Get-Content (Join-Path $folder ‘timestamp.txt’)

1. Yes, proceed (y)

  1. Yes, and don’t ask again for commands that start with $folder = [IO.Path]::Combine($env:USERPROFILE, 'Desktop', 'Codex_Test'); New-Item -ItemType Directory -Force -Path $folder | Out-Null; (Get- Date).ToString('yyyy-MM-dd HH:mm:ss') | Set-Content -Path (Join-Path $folder 'timestamp.txt'); Get-Content (Join-Path $folder 'timestamp.txt') (p)
  2. No, and tell Codex what to do differently (esc)

You approved codex to run $folder = [IO.Path]::Combine($env:USERPROFILE, ‘Desktop’, ‘Codex_Test’); New-… this time

  • Ran $folder = [IO.Path]::Combine($env:USERPROFILE, ‘Desktop’, ‘Codex_Test’); New-Item -ItemType Directory -Force -Path $folder | Out-Null; (Get-Date).ToString(‘yyyy-MM-dd HH:mm:ss’) | Set-Content -Path
    │ (Join-Path $folder ‘timestamp.txt’); Get-Content (Join-Path $folder ‘timestamp.txt’)
    └ 2025-12-19 11:24:56
  • Running Start-Process explorer.exe ([IO.Path]::Combine($env:USERPROFILE, ‘Desktop’, ‘Codex_Test’)) Would you like to run the following command? Reason: Need to open Windows Explorer to the new Desktop folder $ Start-Process explorer.exe ([IO.Path]::Combine($env:USERPROFILE, ‘Desktop’, ‘Codex_Test’))

1. Yes, proceed (y)

  1. Yes, and don’t ask again for commands that start with Start-Process explorer.exe ([IO.Path]::Combine($env:USERPROFILE, 'Desktop', 'Codex_Test')) (p)
  2. No, and tell Codex what to do differently (esc) Press enter to confirm or esc to cancel

You approved codex to run Start-Process explorer.exe ([IO.Path]::Combine($env:USERPROFILE, ‘Desktop’, ‘… this time

  • Ran Start-Process explorer.exe ([IO.Path]::Combine($env:USERPROFILE, ‘Desktop’, ‘Codex_Test’))
    └ (no output)
  • デスクトップに Codex_Test フォルダを作成し、timestamp.txt に現在時刻を記録しました(例: 2025-12-19 11:24:56)。フォルダをエクスプローラーで開いています。

以上の様にサンドボックスの外でファイル操作やOSコマンドを実行する際は、確認メッセージが表示されます。
内容を確認して承認すると、実際の操作が行われます。

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